沈下修正工事

沈下修正工事とは、家などの建物が地盤の影響などで基礎ごと沈下、傾斜してしまっている状態を原状復帰させる工事です。
沈下修正工事には様々な工法があるため、立地状況の確認、建物のレベル調査、構造の確認、地盤調査等を行い、それに基づいて最適な工法を提案いたします。​​

【鋼管杭圧入工法】

建物の下部に鋼管を圧入することで、地盤の強度を向上させ、建物を支持・水平修復する工法です。
工事が比較的早く終わり、建物の沈下や傾きを迅速に修正することができるため、沈下修正工事に広く使用されています。
また、杭の圧入によって地盤の改良が行われるため、地震や地盤の不安定性に対する耐久性も向上します。

【耐圧版工法】

​基礎下に特殊な耐圧版を設置し、建物の下部を支えます。
建物の重さを反力として加圧、建物を持ち上げる工法です。
耐圧版は、耐圧版は地盤改良効果があり地盤の強度を向上させ、建物にかかる重さを均等に分散させます。

【土台上げ工法】

建物の下部にジャッキを設置し、土台を持ち上げて水平に調整します。
最後は、持ち上げた土台の下に無収縮モルタルなどの補強材や新たな基礎材料を追加して、安定性を確保する工法です。
建物の構造や地盤の状態によっては適用できない場合もあります。

【注入工法】

軟弱地盤に薬液を注入し、空隙を埋めます。
また、薬液が地盤と密着することで、建物の安定性が回復します。
それにより地盤の強度も向上させ建物を水平修復する工法です。